「なんのために」
「なにをめざして」
「なにをする」
についてです。ちょっと長いです。読んでいただきありがとうございます。
不躾ではありますが、次の二つの問いに「はい」か「いいえ」で直感で答えていただけますか。
あなたは生きていますか?
では、
あなたは活きていますか?
「生きる」と「活きる」。両者の定義はまず差し置いて、「生きています!」と同程度の確信で「活きています!」と直感できたでしょうか。
国語辞書によれば、生きるとは「命を保つこと」であり、活きるとは「本来の特性を発揮すること」です。定義を踏まえた上ではいかがでしょうか。
かく言うWeBやさんは 「活きています!」どころか「生きています!」とさえ言い切れなかった経験があります。幸いその時期は脱しましたが、「活きています!」に関しては実感が伴わないことがしばしばでした。
おもな要因が「特性を発揮していないから」です。特に、多くの時間や労を費やす「仕事」において、「自分には向いていないなぁ。なにかしっくりこないなぁ」といった違和感がありました。悶々は日に日に増大し、「生きるための仕事を続けるか」と「活きるための仕事を始めるか」とのせめぎ合いへ発展しました。天下分け目ならぬ人生分け目の戦いです。
大接戦の末に「活きる」に軍配が上がり、WeBやさんとしての開業にいたりました。WeBやさんのミッションは「生きると活きるの調和」。「生きる」と「活きる」はせめぎ合うのではなく、調和するのが本来だと思います。自身の経験にも基づいた確信です。このミッションと「すきる」というコンセプトは、人生分け目の戦いからの貴重な戦利品です(笑)。
自分のすきるを人のために用いましょう。
人のすきるを自分のために用いましょう。
たとえば、得意なことで人を助ける。苦手なことは人に助けてもらう。
「すきる」が循環する関わりの中で、人は活きると思います。
喜びや主体性に支配される、相互協力や共創が意味をもつような関係領域を広げたいと考えています。
このような背景、「整理整頓への情熱」と「コトバで表現する技」というすきるが、WeBやさんと関わる方々の「すきる」を広めたり深めたりする一助になるのでは?と考えました。具体的に実践することは、
WeBやさんの思考に基づいた実体験、実体験に基づいた思考をコトバで表現します。 WeBやさんのnote
身近な方々(主に自営業者)のところへ赴いて、すきるを活かしあうような相互関係をつくります。例えば、「生石庵(おいしあん)」の店長である松田献さんとの関係が良い例です。彼は「感動や喜びを共有すること」が好きで、そのために、美味しいもの、カフェの空間や環境をつくることを工夫し続けています。また、その工夫をカタチにする味覚やセンスを持ち合わせています。WeBやさんには無いスキルです。たびたび美味しいものをいただいたりカフェ空間を満喫したりしました。他方、WeBやさんはコトバのスキルを用いて、献さんを取材して生石庵のウェブサイトをカタチにしました。すきるの活かしあいです。
すきるに関連する良書や語録を整理整頓した上で紹介します。「すきる道」を歩んでおられる方々の経験や言葉は大変参考になります。
本書では「天職」の要素として「ミッション」「強み」「好き」の三つを挙げています。そして、各要素の意味やそれらを客観的に知る術が、平易な表現で分かりやすく、かつ具体的に解説されています。著者は「『自分について知り、仕事について知る』ということは、10代の時から向き合うべきテーマです。」と語っています。WeBやさんも自身の体験に基づいて心から同意します(体験談はおいおいコトバで表現する予定です)。一方で、本書は転職を考えている方にも非常に有益です。現状打破の転職なのか?天職への転職なのか?その差は人生を左右します。ご事情がゆるされるのであれば、決断の前に一読されることをオススメします。本書は「生きると活きるが調和した人生」の指南書です。
本書での「強み」「好き」は、それぞれ「スキル」「好きる」に通じています。WeBやさんも、本書にならって「『すきる』の見つけ方」を公開したいと考えています。